ヘコヘコの徒然感想日記

心動いた作品を心行くまま綴る、そこはかとなく。

【キミトユメミシ】白昼夢の青写真の片鱗が見える無料ノベルゲームをプレイしてみたら

こんにちは(^O^)

今回はキミトユメミシというノベルゲームを紹介します。

先にポイントを紹介すると、

・無料で全部遊べるお得さ

・白昼夢の青写真の片鱗が見える

・笑えて泣けるストーリー

の3つです。

 

 

ゲームの紹介

キミトユメミシは2016年にラプラシアンより発売された美少女ノベルゲームです。

驚きなのがこのゲーム、無料でダウンロードして遊ぶことができます

現在はDMMのサイトからダウンロードできるので違法ではありません。

実は製品版を販売したものの起動しないなどの不具合が生じ、その対応として無料で遊べるようになりました。

開発会社のブログを見ると製品版の不具合に対応するほどまた別の問題が生じるので思い切って無料にしたそうです。

この手のゲームで無料と言うと途中までしか遊べなかったり、シーンがカットされていたりしますが最後までちゃんと遊べます

なので迷っているなら遊ぶことをお勧めします。

だって無料なのですから。

ちなみにこちらはアダルトゲームなので、大人のシーンがあります。

白昼夢の青写真のコンシューマー版から遊んだ方はビックリするかと思うのでご注意ください。

なお、私のプレイ時間は12時間ほどでした。

 

プレイしたきっかけ

私がこのゲームを遊ぶきっかけになったのはずばり白昼夢の青写真です。

同じくラプラシアンから発売された作品で、かなり評価の高い作品で私も大好きな作品です。

どんなところがいいのかはこちらをご覧ください。

hekoheko.hatenablog.com

 

実はこの白昼夢の青写真は同メーカーの過去3作の要素も含まれています。

ストーリーに直接関係はないのですが、舞台が同じなど共通点があります。

その他の共通点は後ほど紹介しますが、私は白昼夢の青写真を終わった後に今回紹介するキミトユメミシが無料であることを知り、しかもずっと前にインストールしたまま放ったらかしになっていたことを思い出し遊ぶに至りました。

 

あらすじ

高校2年の主人公キミトが夢見市にある学園に転入するところから物語は始まります。

彼は昔から他人の夢に入り込むことができる能力を持っており、気になる人の夢を覗き見ることをしていました。

しかしある少女の夢だけは強制的に眠らされて見ることになるものの、1年もの間進展がありません。

そんなキミトの新しい学園生活での出会いや出来事が夢の世界にも変化を及ぼしていきます。

 

ネタバレなしの感想

このゲームをプレイして最初に感じたのは笑えたと言うことです。

前評判で笑えると見てどういうこと?と思いましたが、本当に笑えました。

ヒロインのルートは4+αあるのですが、基本的に主人公がヒロインの活動を支えていく中で恋人になり、苦難を乗り越えていくという王道ストーリーです。

それでも感動する部分もありましたし、ハッとさせられる部分もありました。

メインストーリーとも言える由衣ルートは伏線もあるのでおおっとなり楽しめました。

ということで由衣ルートは最後に遊ぶのがオススメです。

 

白昼夢の青写真と比べて

これを見ている方の中には白昼夢の青写真をプレイして気になっている方もいるかと思うのでそれと比べてどうだったか紹介します。

 

まずストーリーは全体的に明るい雰囲気です。

というよりも笑えるシーンが結構ありました。

悪友のモモケンの発言も面白い部分が多いですし、キミトが覗き込んだヒロインの夢も笑えるものがいくつもあります。

ギャグに振り切っている部分があるので気軽に読むのにオススメです。

もちろんシリアスなシーンもありますが、読んでいてこちらも胸が苦しくなるほどではありませんでした。

 

また白昼夢の青写真と共通する部分はいくつあります。

特に白昼夢のCase1と同じ学校なのです。

ただし、2つの作品の登場人物がもう一方に登場することはありません。

ただ舞台が同じというだけです。

けれど白昼夢のアダルト版ではヒロインがここの学園の制服を着ています(Switch版になるときに修正されました)。

Case1はかなり重い話なので、その一方で同じ学校でこんな笑える話が起きているのかと思うと不思議な気持ちです。

 

さらに一部の音楽が共通しています。

一番分かりやすいのがオープニングです。

聴けば一発で分かるので敢えて触れないでおきますが、BGMがそのままのものもありこのメーカーのプレイヤーならば楽しめる部分になっています。

またテキストウィンドウにあるセーブなどアイコンのデザイン(上の画像の右下)も似せて作られています。

 

加えて、夢の世界で行動できるというのは2作品に共通しています。

この頃から白昼夢~のあの壮大な構想の着想はあったのだろうなと感じられて読んでいて嬉しかったです。

 

注意点

このゲームをプレイして気をつけた方がいい点を紹介します。

バグがある

一つ目はバグがあることです。

私が起きたものだと

・特定の文字が????と表記されない

・物語の進行が前後している

・顔のパーツが宙に浮いている

・進行不能バグ

他のゲームでは起きたこともないものだったのでビックリしました。

一応修正パッチが出ているらしいので、それを入れたうえで遊んだ方がいいです。

物語の進行は次の日デートに行くと言ったのに場面が変わるとデート後になり、その次がデートの様子が出てきました。

 

顔のパーツが宙に浮いているのはもうギャグかと笑ってしまいました。

本来顔についているはずの目や鼻などが顔から離れていました。

当然本体はのっぺらぼう。

これはあっちゃいかんでしょうと思いました。

 

進行不能バグは致命的でしたが、3回くらい再起動したら直りました。

が、これも看過できない部分ですね。

 

しかしこれは無料なので文句を言ってもしょうがないとなります。

ラプラシアンにとってはデビュー作なのでこういった不具合も起きてしまうと温かい目で見ましょう。

 

特殊性癖・・・

二つ目は大人のシーンなのですが、他の作品よりもぶっ飛んでいます。

このゲームでは現実と夢の二つの世界で大人のシーンが起こるのですが、夢に出てくるヒロインは現実では見せない性癖を見せてきます。

そこにあるギャップが魅力でもあるのですが、中にはなかなか特殊なものもあります。

お互い夢で犬になって恥ずかしいことをするなんて誰得なんだろうと思いました。

こういったネタな部分もありますが、そうでないものも一部あるので注意した方がいいかもしれません。

 

ネタバレありの感想

ここからはネタバレありで各ヒロインのルートに沿ってあらすじと感想を紹介します。

まだ未プレイの方はブラウザバックしましょう。

ここでは私が実際に遊んだ順番で紹介します。

 

共通ルートのあらすじ

夢見市の学園に転入したキミトは強制的に眠らされてしまうことで学園併設の病院に通います。

そこで出会った由衣に連れられて病院屋上にあるプレハブで入院患者の子供たちと遊んですごします。

子供と遊ぶ面倒見のいい由衣ですが学校では制服も着ず、授業もさぼるので不良として扱われていました。

プレハブでは生徒会長で先輩の真理奈、図書委員のクラスメイト七之羽、バレー部1年の時雨、キミトの親友モモケンも加わり子供たちに何かできないかとプレハブのある屋上で町のお祭りに合わせて縁日を開くことを計画します。

 

この縁日の準備から親しくなったヒロインのルートに入っていき、縁日が大成功に終わった後にここの物語が始まります。

 

真理奈ルート

あらすじ

生徒会長である真理奈はプレハブのある病院の院長の一人娘で将来は医者になるようにと言われて生きてきました。

しかし非常勤講師の変態ピアニストの千明先生にたまたまピアノの演奏を聞かれて才能を見出されます。

それからピアノの練習に専念し、真理奈は医者よりもピアニストを目指したいと思うようになり、キミトは生徒会の仕事を手伝うことで彼女を支えます。

 

ところがピアノの練習を母親に見つかり猛反対されてしまいます。

キミトは真理奈や母親の夢の中で流れる曲を見つけ出し、真理奈に母親の前で演奏させるとそれは二人の思い出の曲でした。

こうして母親は理解を示し、反対する父親を引っ張って真理奈のピアノのコンクールに連れて行きます。

コンクールでの入賞は叶いませんでしたが、父親も理解を示してピアノに専念できるようになりました。

 

感想

よくある話だなと思いましたが、それでもやっぱりいい話でした。

個人的には母親が真理奈を生んだ時、自分のすべてを犠牲にしてもいいと思ったという言葉が響きました。

私は自分の人生を歩きたい、誰かのために自分を犠牲にしたくないと思って生きてきたので、この言葉は真逆の言葉でした。

そして自分を犠牲にしてもいいと思える人と結婚し、自分を犠牲にしてもいいと思える子供ができたら、それは幸せで素敵なことだと感じました。

こういった気付きを与えてくれるのでノベルゲームは好きです。

 

七之羽ルート

あらすじ

クラスメイトの七之羽は図書委員で実家も本屋さんです。

母親は自分が生まれたときに亡くなっており、頑固な父親と二人で暮らしています。

屋上の縁日を一緒に準備する中でキミトは彼女が小説を書いていることを知ります。

縁日を通して付き合い始めたキミトはその小説を読ませてもらうも、うっかり彼女の本屋さんに置き忘れてしまいます。

翌日カバンの中に入れっぱなしだったと気付いて七之羽に返したものの、身に覚えのない辛辣なコメントが綴られており七之羽はショックで逃げ出してしまいます。

 

日を改めて七之羽はこれは真剣に読んでくれた証拠だと理解してキミトとは仲直りしますが、コメントを書いたのは七之羽の父親だったとキミトは突き止めます。

父親はキミトが書いたものだと勘違いし、小説を書くなら七之羽と別れろと言います。

実は彼はかつて小説家で、彼が執筆に夢中になるあまり七之羽の母親のことをちゃんと見ることができずに亡くしてしまったと後悔しています。

そのことから彼は小説家を止めて七之羽を育てることに人生を捧げることにしたのです。

キミトはその二人に面と向かって話し合うようにし、無事お互いの関係は回復し七之羽と父親は二人とも小説を書くことしました。

 

感想

こちらも真理奈と同じく自分のやりたいとと親が反対するお話でした。

その構図が同じなので、やはり父親が娘のために自分の人生を捧げたという覚悟は響きました。

また、小説を書くというのが白昼夢のCase1を思い出させました。

少なからずCase1を作るのに影響したのかなと思いながら読んでいました。

 

時雨ルート

あらすじ

ロシアのハーフで下ネタばかり言う時雨は部活で悩んでいました

彼女はバレー部に所属しているものの、最少人数しかいません。

しかもエースで唯一の3年生の先輩は他の選手の動きが気に入らないと練習を中断して帰ってしまいます。

そんな中で唯一の1年の時雨は近づく予選大会に勝つべく一人で奮闘していました。

そこでキミトはマネージャーとして時雨と部活をサポートすることになり、上手く行っているように見えてもやはりエースが帰ってしまうのでチームはまとまらないままでした。

それでもキミトに心の支えになってもらいながら奮闘するうちに他のチームメイトも協力的になり、どうにかエースも理解を示して復帰して大会では無事勝利を収めました。

 

感想

時雨は普段明るくてアホな分、抱えている問題が大きくてギャップがすごかったです。

私もバレー部だったので話は分かるのですが、元部員だったものからするとリアリティに欠けたように思いました。

専門的な話ではなく、なんでこれだけの問題が起きているのに顧問やコーチがいないのか、大会主催校なのに運営部分を何もしていないなどところどころ気になりました。

大会の運営は描かなくてもいいにしても、顧問不在はさすがにまずいです。

それを1年がすべて抱えている、他の先輩はあてにならないというのがイラっと来ました。

だからこそ思うように行かなくて辛くて時雨が泣いたときはこちらも辛くて泣きそうでした。

 

あと外せないのは時雨だけ何故かオリジナルソングがあります。

youtu.be

クセになるメロディーですが、歌詞は酷いので公衆の面前では流さないようにご注意ください。

そしてこの声を担当した民安ともえさん、実はロボットのペッパーくんも担当していました。

そういったのも相まってこの作品はぶっ飛んでると感じました。

 

由衣ルート

あらすじ

大成功に終わった縁日でしたが由衣は満足していませんでした。

ある日鳴らないはずの部屋からナースコールが鳴ったということでキミトもその部屋に行くと夢に出てくる少女がそこで寝たきりになっていました。

由衣はこの少女ミコトと親友で受験前日に喧嘩をしたことを後悔し、事故に遭ってこのように寝たきりになったのも自分のせいだと自分を責め続けていました。

賑やかになれば目を覚ましてくれると思って作ったのが屋上のプレハブでしたが、縁日をしても目が覚めなかったことに落ち込んでいたのでした。

 

夢の中でミコトに会えるキミトは何かできるかもしれないと夢で彼女に再会しますが、偶然由衣もその夢に迷い込んでしまいます。

夢で再会できた由衣はまた夢で会いたいとキミトにお願いします。

ここでお願いを聞き入れるかどうかで分岐します。

 

聞き入れた場合、由衣は夢の中に居座ってミコト同様に目を覚まさなくなります。

どうにか夢に入って由衣を連れ戻すもミコトは目を覚まさないままで由衣はいつかミコトを起こすために医師になることを志して終わります。

 

聞き入れない場合トゥルーエンドです。

キミトは由衣に夢に入れる能力のことを明かします。

それでも夢に頼らず現実で乗り越えようと奮闘します。

しかし由衣がミコトに夢に入った反動でキミトはミコトの夢に入れなくなってしまいます。

するとネコが迷い込んで来て、このネコが轢かれそうになったところをミコトが助けたのだとキミトは思い出しました。

そしてそのネコが首に付けているニオイ玉を病室で寝ているミコトの元に持っていくと夢に入ることができて無事夢の世界からミコトを連れ出すことに成功します。

こうして目を覚ましたミコトは現実で由衣に再会し、翌年学園に入学して仲良く学校に通うのでした。

 

感想

トゥルーエンドなだけあっていいお話でした。

ポイントはキミトが夢に頼らず現実でどうにかしようとしたところで、ここに彼の成長が見られます。

また、終盤は伏線回収があってアハ体験が気持ち良かったです。

助けたネコは序盤にいた患者さんのペットで、由衣が制服を着なかったのはミコトと一緒に着ると約束したからというのはなるほどと思いました。

 

αルート

あらすじ

トゥルーエンドまで行くと強くてニューゲームが選べます。

そこはミコトが交通事故に遭わなかった世界を見ることができます。

轢かれそうになったミコトをキミトが助けたことで無事みんな入学しますが、ミコトは助けてもらったことで好きになったので入学2日目で告白し、付き合うことになります。

特に困難があるわけでもなくこれからも幸せな日々が続くというので終わりです。

 

感想

ニューゲーム開始時の教授が酷すぎて笑えました。

メタ要素満載で本当に悪ふざけが好きな会社だなと思いました。

ミコトルートはおまけ程度で短くサッと読めました。

とりあえずミコトが幸せな学園生活を送れているのを見られてよかったというのが感想です。

ちなみにこれが終わると本編で特定の順番で選択肢を選んだ場合の秘密のルートのヒントを教えてもらえます。

その内容はヒロインたちのラジオなのですが、こちらも笑えるほど酷い内容なので必聴です。

 

タイトルの意味

毎回考えているタイトルの意味ですが、今回は複数の意味があるのは明らかです。

・君と夢見し⇒君と夢を見た

・キミト夢見し⇒キミトが(の)夢を見た

・君と夢見市

・キミト夢見市

レイジングループ並みのミーニングですね。

hekoheko.hatenablog.com

 

まとめ

以上がキミトユメミシの紹介と感想でした。

無料でこの内容なら大満足というのが一番大きいです。

白昼夢の青写真の片鱗に触れることができましたし、アダルトゲームを遊んでみたいという方の入口としてもいいのではと思います。

それでは(^^)/~~~