こんにちは!
今回はケムコから発売されているゲーム、レイジングループを紹介します。
この記事ではネタバレなしでゲームの概要やあらすじ、ポイントを紹介します。
ゲームの概要
こちらはタイトルにもあるように、人狼ゲームを和風ホラーテイストにしたものです。
人狼をテーマにしたゲームではありますが、ノベルゲームなので誰が人狼をこちらが洗濯するものではなく、テキストを読みながら誰が人狼なのかを推理するものです。
2015年に発売され、スマホ、Switch、Steam、PS4など幅広いハードでプレイできます。
購入した経緯
今回このゲームをプレイしようと思ったのは、無料で遊べたからです。
実は以前スマホ版サマーポケッツを購入したのですが、その時にGoogle Play Passの3か月無料チケットをもらいました。
※サマーポケッツも最高のノベルゲームだったのでこちらもご覧ください。
せっかくならば何かプレイしてみようとゲームを探している中で見つけたのがこのレイジングループです。
ゲーム自体は前々から知っていましたし、機会があればプレイしようと思っていた中なんと無料でできるということで即インストールしました。
通常で購入すると2000~3000円はするのでかなりお得でした。
※プレイ後に気付きましたが、スマホ版はコンソール版(SwitchやSteam版など)と比べるとフルボイスでなかったり、CGの量が少なかったり、はたまた隠しエンディングなどもありません。
無料なので文句のつけようもないですが、ちょっと残念。。。
あらすじ
人狼ゲームを和風ホラーテイストにするってどういうこと?
ということであらすじを紹介します。
あくまでここでは導入部分だけの紹介としますが、ネタバレ全開の紹介は次回登場します。
大学院生の房石 陽明(ふさいし はるあき)は彼女と別れてむしゃくしゃしたのでバイクで1人あてもなく山道を走っていました。
しかし夜になって道に迷い、偶然見つけたコンビニで近くにある村を紹介してもらいます。
その村に向かう途中でバイクが壊れてしまうものの、通りかかった村人の芹沢 千枝実(せりざわ ちえみ)に助けてもらい一晩泊めてもらいます。
翌日バイクを直して村を出ようとしたところ突如謎の霧に村は覆われ、陽明は人狼ゲームに巻き込まれることになります。
人狼ゲームとは?
このゲームのポイントとなる人狼ゲームについて解説します。
そもそも私もこのゲームをするまで人狼ゲーム自体は知っているものの、よくルールは分かっていませんでした。
と言ってもフランスに留学していた時に授業で一度したことがあったのですが、20人でしたため自分が何もしなくても勝手に終わってしまい中途半端なイメージしか残っていません。
というわけで、私のように人狼ゲームについてよく知らない方について簡単にルールを紹介します。
知っている方は読み飛ばしてください。
人狼ゲームとは対話を行うことで犯人を捜す推理ゲームです。
イメージとしてはトランプをみんなで一枚ずつ引いて、ジョーカーを引いた人は誰かを話し合いで見つけるようなものです。
このことからある程度の人数がゲームには必要です。
ゲームには昼の部と夜の部があります。
昼は誰がジョーカーこと人狼なのかを話し合いで決め、人狼と思われる人を追放します。
夜の部では人狼は誰か一人をゲームから追放することができます。
この昼の部と夜の部を繰り返して人狼が全員追放されれば人の勝ち、人狼が人と同じ数になれば人狼の勝ちとなります。
人狼は人チームに対して圧倒的に少数派のため、昼の部では自身が人狼だとバレないように振舞いながら脅威となる人を追放していく必要があります。
言わば会話をベースにした心理ゲームです。
多数派の人(市民)ではありますが、人チームには特殊能力を持った人がいます。
それの名称と役割は以下の通りです。
予言者:夜の部で誰か一人を選び、その人が人狼かそうでないかを知ることができます
霊媒師:夜の部にて昼の部で追放された人が人狼か人か知ることができます
ガーディアン:夜の部で誰か一人を選び、人狼からの追放からその人を守ることができます
共有者:共有者は特殊能力はないですが、人チームに二人おり、お互いがお互いを共有者だと知っています
これらの能力を使いながら人狼は誰かを推理していきます。
一方、人狼チームにも特殊な立場の人がいます。
それが裏切り者です。
裏切り者は人狼チームが勝てば自身も勝ちになりますが、自身は人狼ではなく人です。
占い師のターゲットとなっても人と判断されます。
他にもいろいろな役職がありますが、ゲームによって異なるのでレイジングループに登場するものだけを紹介して他は省略します。
レイジングループにおける人狼ゲーム
以上のように人チームと人狼チームに分かれて話し合いによって戦うのが人狼ゲームですが、レイジングループのゲームでは村の言い伝えとして取り扱われています。
それは何百年も前から受け継がれているその土地の神話を起源としたもので、霧が出たら本物の殺し合いをしないといけないというものです。
この殺し合いは無差別殺人ではなく、人狼ゲームのルールに則っています。
つまり昼は話し合いで誰かを殺し、夜は人狼が誰か一人を殺します。
その殺人方法は残虐で、文字だけの説明でも背筋が凍るものです。
人狼ゲームのルールは先ほど紹介した通りですが、特殊能力を持った人たちの名称が次のように異なります。
予言者⇒ヘビ
霊媒師⇒カラス
ガーディアン⇒クモ
共有者⇒サル
これらはこのゲームの舞台である藤良村に祀られる申奈神に仕えるものであり、かつて人たちと一緒に狼をやっつけた神話が残されています。
つまり、あの世から戻ってきた狼を再び人が四獣神の力を借りてやっつけようというのがこの村における人狼ゲームの大義名分です。
レイジングループはこのように人狼ゲームをベースにして神話や信仰を作っており非常に凝った設定をしています。
そしてプレイヤーは陽明の目線で人狼ゲームの勝利を目指します。
レイジングループの面白い所
ネタバレ解説の前に、まだ未プレイの方にこのゲームのオススメポイントを紹介します。
ポイントは5つ!!
1. 初心者でも分かりやすい人狼ゲーム
2. 人狼ゲームに潜む数々の謎
3. 先の読めない展開
4. 個性的な登場人物
5. 死に戻りによるルート解放
ということで一つずつ見ていきましょう。
1. 初心者でも分かりやすい人狼ゲーム
人狼ゲームは一時かなり流行りましたが、私のようにルールがよく分からない人もいます。
そんな方でも分かりやすく説明してくれているので、人狼ゲームをしたことがない人でも心配無用です。
ルール以外にも、ここでこういったことを言うのは良くないのかなど心理戦の心得も自然に身に付きます。
2. 人狼ゲームに潜む数々の謎
このゲームでは先ほど紹介したように人狼ゲームは神話や信仰に結び付けてあります。
人狼ゲームそのものに目が行きがちですが、どうしてそんな殺し合いをしなければいけないのか、どうしてそのような神話が生まれたのかなど、実は多くの謎が背後にはあります。
人狼ゲームをプレイしつつもそれを少しずつ紐解いていくのもこのゲームの魅力です。
3. 先の読めない展開
ノベルゲームの醍醐味の一つとしてこれは欠かせません。
この後どうなるのだろうと考えながら、推理しながら読むのが面白いのです。
今回は人狼ゲームなので人狼という明確な犯人探しもありますが、それをも凌駕するあっと驚く展開も待ち受けています。
このせいで辞め時を何度失ったことか。
4. 個性的な登場人物
このゲームで人狼ゲームに参加するのは最大16人です。
これらの人物を覚えるのも最初は大変なのですが、どれも個性的で気が付けばみんな自然と覚えています。
そしてそれぞれに隠された秘密があり、読み進めるにつれてそれが明かされていきます。
しかもその秘密が本筋と大きく関わっているのでどんどん引き込まれていきます。
その中でも紹介すべきなのは主人公の陽明です。
彼は殺し合いという世界の中で「死に戻り」という特殊能力を持っています。
つまり自分が死んだらゲームオーバーなのですが、記憶を保持したままスタート地点まで戻ることができます。
Reゼロのスバルくんと同じですね。
この力によって何度もゲームオーバーになりながらもゴールを目指すことになります。
この特殊能力に加えて人間性もかなりおかしいです。
頭はかなり良いので彼の思考を文字通り読んで、人狼初心者は人狼ゲームでの立ち振る舞い方を学ぶことができますが、コミュニケーションの内容はまともとは程遠いです。
5. 死に戻りによるルート解放
死に戻りによってスタート地点まで戻るのですが、このバッドエンドとも言える死に戻りをすることによって他のルートを解放するための鍵を手に入れることができます。
つまり、たくさんバッドエンドで死に戻りをしまくって物語の全容を明かしていくのがこのゲームの基本的な流れです。
死に戻りの中には不可解な死もあるのですが、それはどうしてなのだろうと推理しながら読み進めるのも楽しさの一つです。
プレイする際の注意点
人狼ゲームを扱うゲームということで気になっている方も多いでしょうが、いくつか注意点があります。
1. ノベルゲームであり、人狼ゲームをプレイするものではない
2. 残虐な描写がある
1. ノベルゲームであり、人狼ゲームをプレイするものではない
書いたままなのですし最初に触れたことなのですが、これは人狼ゲームを扱ったノベルゲームなので人狼ゲームをプレイするものではありません。
つまり、話を聞いて誰を追放しようかとこちらが選択しながら話を進めたり、どのタイミングでどの発言をしようか選べるようなものではありません。
追放する人を選べる場面があるにはありますが毎回ではないですし、その選択も正解は一つで後はバッドエンドになるので実質一本道の話とも言えます。
2. 残虐な描写がある
参加者が次々と死んでいくデスゲームのため、その描写は残虐です。
イラストはイメージ図のように直接的なものを描写していませんが、文字では惨いことが書かれます。
ただ、ゲームを始める際にそういった描写をオフにすることもできるので、グロいのが苦手な人への配慮はされているのでご安心を。
まとめ
以上がレイジングループの紹介です。
今回はネタバレなしの概要についての記事なので、気になった方はぜひプレイして驚きに満ちた体験をしてください。
もうプレイ済みの方は次回の記事でストーリーのおさらいと解説、感想をご覧ください。
それでは!!